水曜日
出勤前、社長から電話。月末からの店内でのイベント「<キャトランドーレ>の世界展」と、併せて企画しているイベントについて聞く。忙しくなりそう。夕方までひとりで店番。予定の確認、ざっくりと予定表など作ってみる。Sさんが市場から戻ってきてから2週間を切った「ちいさな古本博覧会」の栞とポスターを吉祥寺まで配りに行く。すこし前に高円寺、荻窪西荻窪は配れていたのだけれど、吉祥寺はなかなか行けずまだだったので。併せて外市のチラシとポスターもお願いする。
写真集などが入荷。
(L→R)
「NOBUYOSHI ARAKI SHIKIJYO SEXUAL DESIRE TUTTLE VISTA」、「天使祭」


木曜日
昼、五反田は南部古書会館へ。PARADISで参加の「本の散歩展」搬入日。股旅堂さんにアレコレ教えてもらいながら夕方には終了。その後、股旅堂さんとしばしお話。音楽の話や、古本博覧会のことなど。個人的な今後のことについても参考になる話が聞けて、とてもありがたかったです。本を並べる、というのは実に楽しいですよね。

お店には戻らなくてよかったので、直帰。久しぶりに乗った渋谷・品川方面の電車はとても混んでいた。これに毎日乗っていたら疲れてしまうし、スレてくるだろうな。でも、そういう場所に向いてるひと、向いてないひとがいるとも思うし、過去に自分もそこにいた訳で、今はどうだろうな、なんてことを思った。通勤電車など、毎日の中の単調な繰り返しで作られるひとりのひとの一部があると思うけど、だとしたらやっぱり混雑する通勤電車とは逆の方向に出勤したい。怠けるとかではなくて、そこまで無理しなくてもいいじゃないか、とお洒落な装いの中でくたびれた表情を見てあらためて思う。

金曜日(今日)
最近の入荷の一部。
(L→R)
「眼の冒険 デザインの道具箱」松田行正
「Re design 日常の21世紀」竹尾/編


新入荷以外にも、こういったものご用意しております。

「猶太人ジュス」谷譲次/訳


明日はまた南部古書会館に行き、「本の散歩展」の終日店番、撤収。日曜日は東村山の倉庫へ。なので、お店のことをしながら、店内のイベントのことと、その関連のことを準備中です。

今、イベントを11月に2つ予定しています。演奏会と、トークショウです。明日明後日と店を留守にしますので詳しいことは月曜日におしらせさせていただきます。よろしくお願い致します。

それでは

さようなら

うすだ(ブログhttp://d.hatena.ne.jp/fumibako/)


≪おしらせ≫10月31日(土)から。店内での展示ですので、入場は無料。お待ちしています。

人形作家Kao
<キャトランドーレ>の世界展
日時:2009年10月31日(土)-11月29日(日) 古楽房営業時間内 入場無料



『赤さびた大地から、天をめざして隆起する銀水晶。巨大な群塊が冷たく光る無機質の森。かつてここは、緑の樹々がうっそうと茂る自然豊かな森だった。それが…。今や、水晶の森は大地を侵蝕し、この世界を沈黙と静寂の世界に変えよういう勢い。なぜ? その謎は?。』

キャトラン・ドーレ【Catran・dole】とは猫妖精人のことを言います。
身長はわずかに小さな草花の丈ほど。猫と人との間の顔を持ち、その姿は風のように力強くしなやかです。
そしてすらりと伸びた五指からは彼らの知識の元になっているアルキセンツエ【錬金科学】
を応用した想造物が見事に形づくられ、力強い利器の使い手として、今では妖精界に君臨しているのでした。
しかし彼らは、名前とは裏腹にフェアル【Fearl:妖精】になれなかった妖精なのです。 
妖精になれなかった妖精人キャトラン。お話はこの妖精界で静かに幕をあけます・・・・・。


Kao(プロフィール)
1962年長野県生まれ。多摩美術大学建築科卒業後、建築設計のモニュメント制作に携わる。1999年より、鉛筆画制作を開始、クリエイターとして独立。翌2000年より、<キャトランドーレ>を始めとする立体物の制作に取組み、現在では100体以上のキャラクターを造型、独自の物語世界を創造している。物語世界の小説化にも着手、同人誌「片影」に連載開始。その世界は今後さらに大きく広がっていく予定。