もくもく

collabonet_project2009-02-02

今日はもくもくと作業。水面下で計画していること(個人的に)、目に見えてやらなければならないこと、ネットに出品、日々のこあれこれなどなどを押し進める。ひとつの作業が終わるまで他の作業に移れない悪い癖があり、これを解消したく、本日は時間で区切って仕事をする。時間になったら終わっていなくても次のことをして、次も同じようにして、次も次もとやって一通りやったら時間が出来たから、やりかけをもう一度。すごく疲れたけど、いろいろ出来ました。こんな日もよい。バサラブックスのSさんが来てくれたり、古書桃李さんがいらしてくれたりと、程よく話したりする時間があって今日はなんだかよかったなあ。基本的に仕事中は無口でありたい。Sさん、またコクテイルで。

お店の中の雑誌ちょびちょび動いております。芸術新潮ユリイカはまだ人気あるのかしらん。ちょくちょく売れてます。新刊書店ではそんなに売れるものではないのですが。(特集次第。売れるときは100〜200冊とか売れるのに、売れないときは10、20冊だった。配本がねえ。)
写真雑誌(ZOOMとかあります。100円で出します。)など、市場で仕入れたものに手をつけられなかった。これだけが悔しい。一日速かった。売り上げはひとまず目標至近。よかったです。


頭を使うより、体を使う作業の方が好みらしい。わたしのこと。特に手を使うことが。本屋の仕事をつづけてきて、手を使うことでいろんなものを考えてきたかもしれない、と最近思った。机に座っているよりも、本棚の前、帳場よりも売場。レジより品出し。本棚の前で、右へ左へ、上下へ、本を動かしイメージを繋げていく。リズムが出て来て、加速して、作業が速くなってくると手だけが動いて頭はもう次のことを考えている。これはいわゆる仕事における慣れの部分とは違うものだ、と思う。一日中本に触れ、水分を奪われささくれだった手を見る。かさかさして、ちょっと痛いけれどどこか誇らしげな気分になる。これも『手』のおかけだ。

それと、最近気付いたこともうひとつ。本を、読むというより見る、とうこと。小説も読み切れないわたしですが、一応欲しいなと思う本は買ったりする。で、パラパラとページをめくり字を拾っていく。そんな繰り返し。拾った字たちが気になってまた見たり、見なかったり。

仕事をしながら思ったことでした。手を使い、たくさんのイメージが溢れてきては、手を止めた瞬間、霞となって消えるのだ。つかめない。

今日もう帰ります。明日はお休み。
お店は営業しております。よろしくお願いいたします。

さようなら

うすだ