中央市

collabonet_project2009-01-19

神田の古書会館へ。月曜日。今日は中央市。他の市には行ったことはないけれど、出品物は幅広く、量もまずまず出る市、らしい。会館の三階と四階、出品量が多い日は二階も使って。今日はそんなに量はなかった気がする。よさそうな束には札が集まり、値段も高騰する。出品量が少な目なら、なおその傾向は強くなる。果たしてこの金額で利益を出すには、などと他のお店の落とした高額札を見て考える。(わたしから見て高額)そこにそれだけの理由があることもあれば、そんなこともないのもあると思う。記載されている金額の上がり方を見て、また考える。一万円ずつ、三種の金額が書かれている。そうすると、最低と最高の差が二万円。二万円はその束の中で調整ができるということなのか。一冊平均の最低額と最高額を計算しながら、全体の額を決める。しかし、束の数が多くなればその計算は出来ない。というか、計算の入らない束というか。束の前についている封筒を見て、きれいな封筒は人気がない。くしゃくしゃ、ぱんぱんしているのは人気がある。入札の最低額は二千円からなので、キレイな封筒にスルッと入れておけば落ちてしまう、こともある。でも、そういう束はやはりそれだけの理由を抱えてズンと大きな塊をなしている。大きな束でなくても、キレイな封筒たちはいる。量が少ない束。ここで最低額がネックになる。二千円。この金額に耐えられない出品物はやはり札が入らない。二千円で買っても利益にならないから。少ない束で、封筒がくしゃくしゃのは良品が多い。そういうのにはすこぶる高くなっているものもある。傾向を揃えてある出品物は、その傾向を得意としているお店の目にとまれば、落とすための気合の入った札がはいっている。落としている店をみれば納得。この店はこれが売れるのか。そうなのか、などと。勉強になります。しかし、そうじゃないところもあるから注意しよう。いまのところ、束の量も質もなかなかのものには入札はせず、メモをしたりしながらあとで答え合わせをしている。たまには入札してみるけれど、月とすっぽんだから何とも思わない。へええ、とその束の持つ理由を探す。勿論、わたしの不勉強が基本的にあるのだけれど、周りのひとたちも声が漏れているの聞けばやはり高いのであろう。(しかし、あのお店は本当に買うな。)基本的に束ごとににらめっこをしながら入札の金額は決めていくけれど、自分の入札しようと思うものの全体の量なども踏まえて金額を書く。今のところ、開札ぎりぎりまで、絶対入札するもの、落ちた品物・量によっては入札するもの、これはもしやなもの、を確認し、開札順の早いものから札を入れる。開札が終わったところから、自分の入札したものが落ちているか確認し、落ちている場合は品物の質・量から他の入札額を考える。安めに落とせたものがあれば、その分他で少し強気に入札する。そんな繰り返し。まだまだ、開札前にバーっと入れて後で『どれどれ』などとは出来ない。(将来的にもわたしはおそらくしないし、できない。性格的に)まだまだ、修行、勉強が足りませんね。
ささまのNさん、Kさん。頑張ります。

今日落としたのはコレクション系のファッション雑誌、児童書、太陽など。GAPPRESS、FASHIONNEWS、装苑など近日100円均一に出そうと思いますので、ご近所の方よかったら見てみてくださいませ。
林医院さんにお越しの奥様方、こどものともなど児童雑誌も均一に出しますのでよかったら見てみてくださいませ。

今日は今年になって初めての市でしたが、暮らしと料理のアイデアブックCOOKが収穫できたのでよかったです。70年代ぐらいの号が中心で、千趣会が出していたもの。文庫本ぐらいの大きさで、愛らしい雑誌です。

疲れたー。お店に戻り、仕事してます。

写真は、スピーカーのわきに寄り添いながら友部正人を聴くこけしさんたち。
うすだ