本の楽市

朝9時半、座・高円寺へ。本の楽市の店番。今日は店番2名。前後半交代にしようとのことで、わたしが後半になる。今日はお店は13時開店なので2時間ほど暇になる。高円寺をふらり、と思うも陽射しの勢い凄まじくはやめにお店へ。

昼過ぎお店を開店させたあと、また本の楽市へ。ここ最近よく行ったり来たりしている。夕方頃、高円寺書林さんがいらしてすこしお話。座・高円寺でも高円寺書林さんが『1Q84』1・2(新刊)を出しているのですが、1冊も売れていない、と。高円寺文庫センターでは毎日のように売れているらしい。その変わり、お店では動かないような面白い本が、こちらでは売れてくれると言っていた。


座・高円寺は劇場です。今日も本の楽市の終了時間ぐらいから地下の会場で「カルメン・マキ40周年 『ペルソナ』」ライブをやっていました。で、劇場という場所に来る時点ですでにひとつステップを越えていると思うんですね。本屋に来るテンションとは全然違うでしょう。そういう場所にスペースを持てるというのはかなりありがたいことだと思います。
それに、これだけ騒がれている『1Q84』は見向きもされず、他の新刊・古本が売れてゆくわけです。もしかしたら、劇場に来る前のステップで『1Q84』は済んでいるのかもしれませんけど。でもこれは劇場に来る人たちがどういうものに関心を持ち、魅力を感じるのかを知るきっかっけにはなりそうなので面白いです。今現在、座・高円寺で『本の楽市』をやっているということはまだまだ知ってもらえていませんから、もっとこの会のアピールをしていってこれからは『1Q84』みたいなのも(に限らず)売れてゆくことが望ましいんですけどね。

とにかくこういう劇場スペースをお借りして催しを出来る、そういう場所での経験てのは面白く勉強になります。しっかり本もご用意せねばならないのはもちろんです。会場スペースの使い方、店舗配置、全体で見たときの具合など『寄り目線』と『引き目線』を大切にしたいですね。すごく可能性のある場所なだけにいろいろやってみてそれを回収して、でまたやってみてと温めてゆけたらよいだろうな、と思います。


座・高円寺から高円寺駅方面を

楽市の閉店作業後、お店にゆきラストまで。疲れました。

それでは

さようなら

うすだ

≪おしらせ≫最終日8月2日には一箱市を開催!よろしくお願いいたします。

第2回「本の楽市」  
7月18日(sat)−8月2日(sun)
会場   座・高円寺エントランスホール
時間   10:00〜19:00
主催   楽市・本屋の会

最終日8月2日には一箱市を開催します。
『一箱市』とは一箱分の本+αのフリマです。エントランスホール内の開催なので
猛暑でも雨天でもOK!!
参加希望は先着30名まで、メールでお申し込みください。
→kouenjirakuichi@gmail.com

参加店
茶房高円寺書林(新刊)●古楽房●えほんやるすばんするかいしゃ
トムズボックス(新刊)●にわとり文庫●モダン・クラシック●藤井書店
ポラン書房●常田書店●旅の本屋のまど(新刊)アジアンドッグ
ハチマクラ(紙モノ)●ナワ・プラサード(新刊)
コクテイル書房●ZQ●銚子BMT企画(木工細工)