準備のための準備

店内でクーラーが稼働しだしました。『ふぅぅぅー』と、風というよりは音が流れてくる感じ。自宅にはクーラーがないのでなんだか贅沢な気分。ありがたいことです。
でも、今日の夕方は夏らしいもわっとした感じに風がわさーっと吹いて『遠くまできたなあ』と思ったり。そういうのもいいものです。風が強く吹くと匂いも濃いですね。



今日は入荷本が多かったので、一番下に上げてあります。よかったらどうぞ。



平岡正明さんが亡くなられたようです。
経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版
正直なところ、平岡正明さんは『「血と薔薇」4号のひと』ぐらいの印象しかなく、著作に触れる機会もほとんどなかったので詳しくは知りません。そう、「血と薔薇」が3冊セットで復刊されたときはまだこの方のことを知りませんでした。復刊された当時、4冊目の存在を知っている若い読者層はそんなにいなかった気がします。実際、4号を並べてみると歴然。雰囲気が違いますし、「血と薔薇」の香りはやっぱりあの3冊でよいのか、とも思います。あ、話がそれましたね。平岡さんの著作2冊ほど在庫がありましたので、面陳で追悼。


土曜日のイベントのため明日棚を動かしたりするのですが、明日あたふたしないようある程度片付けてまとめておく。
ついでに帳場内の不要な棚もこの機会に倉庫に持って行ってもらうことにしています。均一用、店内用、などどこかに使えるかもね、でなんとなく端っこでなしくずしに使っていたのですが、帰っていただくことにしました。棚に置いて本はあったものはどんどん整理して品出し。
で、そんな棚や備品に『倉庫』と赤ペンで書いたメモをパシっと貼っていたのですがふと気がつくと空っぽの棚のまわりにはなんとなくさびしい雰囲気が。こう、家財の差し押さえにあったような気分。


さて、イベントの方は予約が増えてきてますが、まだ募集しております。ご都合よろしければ是非!

7月11日(土) ≪栗田ひづる独り語り≫
『そういうわけで語ります 〜そこは古本屋さんの片すみ〜』
ご予約受付中です
詳細こちら≫http://d.hatena.ne.jp/collabonet_project/20090711


とゆうことで明後日の土曜日はイベントの時間帯は店外のみの営業。イベント時間以外は、店内もやります。
よろしくお願いいたします。

それでは

さようなら

うすだ

≪入荷のおしらせ≫
怪奇な話 吉田健一
雑誌記者 池島信平
わが荷風 野口富士男 (中公文庫)
昔・東京の町の売り声 安藤鶴夫
落語家−懐かしき人たち 興津要
志賀直哉先生の台所 福田蘭童
へぼ胡瓜・どじょう地獄−かの子と一平の愛と青春− 岡本一平 (旺文社文庫)
青春音楽グラフィティ☆タイガースからYMOまで コバルトシリーズ(集英社文庫)

8ミリ映画の写し方 北野邦雄 光画荘
江戸の本屋(上下) 鈴木敏夫 
銀座物語 野口孝一 (中公新書)
万博とストリップ 荒俣宏 (集英社新書)
劇場の青春 戸板康二 (河出新書) ※他にも河出新書数点入荷

その他にも中公文庫中心に入荷してます


古本道場 角田光代岡崎武志 岡崎武志さんの署名・落款・イラスト 刊行記念トークイベント附録冊子付
新・東京の仕事場 木内昇(Spotting主宰)
グラフィック・デザイナーの仕事(太陽レクチャーブック001)
パルプマガジン 娯楽小説の殿堂 荒俣宏