晴れ、しかし寒い

collabonet_project2009-01-23

今日はひとりで店番。なので、黙々と開店準備。準備の途中、買取の持込。ご近所にお住まいとのことで、明日少量の本をご自宅に引き取りに行くことに。
開店後すぐは、天気もよく、お客さんもいらしてくださる。
少し前、催事でまったく見向きもされなかったペーパーバックが実はしぶとく売れている。ほぼ毎日、数冊程度。テリー・サザーンな感じの。今日は色のついたサングラスが素敵にお似合いの伯父さまが、バージニア・リー・バートンの絵本などと一緒に買ってゆかれる。どこかでお見かけしたような...わからない。

私のデスク。こんな状態。

買取の査定をしたり、連絡したり、映画のパンフレットを入れている箱の底が抜けたり、直したり、均一の補充して、整理したりなどしていたらおやつどきになってしまった。

お昼に食べるつもりだったおいなりさん。おやつになってしまった。西荻松寿しのもの。店頭で太巻きやら、押し寿司やらを売っていて、小腹がすいたときにひょいと買う。ひとつ70円。安い。お店に入ったことはないが、ここの味を知ってからはいくらかは経つ。控えめの甘みが揚げにしみていて、ほどよく酢の利いたご飯ととても仲良し。しつこくなく、さっぱりとしている。大きさも少し小ぶりで食べやすい。いくらでも食べれそうな気になるけれど、食べた感じもするので食べ過ぎない。大きさといい、お味といい、気の利いたおいなりさんなのである。

店内は売れず。困った、困った。

夕方になり、ひとしきり冷え込んだ外の空気がすっかり店内にも。なんだか寒い。買取がもう一件。こちらもご近所の方。毎回数冊ずつお持ちくださる。また持って来てくださるようだ。
お昼のお客様、来店。荷物の引き取りはまた後日に変更。

夜になり、買物の荷物片手にふらりといらしてくれるお客様たち。そんな夜に今日もひとりのこけしがお嫁入り。嫁ぐ先のお客様から、少しこけしのお話を聞かせていただき、どうやら今いるこけしたちは鎌田文市さんという方の作品が多いようだ。いろいろ調べてみたが、宮城県の方で弥治郎系というものになるのかもしれない。こけしさん、あなたはどこからいらしたの。
高校生だろうか。ボブヘアーの少女が。いくつか美術の本を見て、帰りしなにひとつ質問をされていかれた。『図書券は使えますか?』。『すみません。使えないんです。』『また今度、買いに来ます!』と言ってくださった笑顔がチャーミングでした。使えなくて、ごめんなさい。お待ちしてます。

それと近日、出す予定だった児童雑誌やら、ファッション雑誌、もう少し先になりそうです。すみません。

写真(左)『1920年代・日本展 都市と造形のモンタージュ』(図録)4500円
(右)『荒俣宏京極夏彦プロデュース 水木しげる展』(図録)5000円

PPPP

うすだ