OSABORI

変換ミスにより、タイトルはローマ字です。

さてさて、昨日と打って変わり随分と寒くなりました。昨日は冬至でしたね。銭湯に行けばおそらくゆず湯だったのでしょう。冬至に南瓜を食べると風邪を引かない、と聞きました。冬至は昨日で、もちろん今日は冬至ではありませんが、銭湯も南瓜も今日これからの予定。
KABOCHA!

夕方から雨。今日はさっぱり。開店からは一週間を過ぎ。

お昼ぐらいにほぼ毎日来てくださるおじさま。三宅島に帰るとのこと。もともとは内装業をされていたらしい。過去には、椿山荘など有名な建物などの内装なども手がけたのことだが、その他のは不勉強な私にはわからなかった。それも今は三人の息子たちにまかせて、悠々自適と暮しているらしい。毎日、本を読み、音楽を聴いて、たまに釣り。『近くには人っ子ひとりいないよ』、『人間に会うことなんてないからね。人間の言葉なんて使うことないよ。カラスが友達。名前はクロね。』そう言って、足をたたいた。カラスが近くに寄って来て、つつくらしい。すごいよ。しかし、三宅島ではひとりで農業を営んでいるらしく、そんなに楽でもないとのこと。今回の帰島もお芋だったか、出荷の作業のようだ。おそらく私がポカーンとしていたからか、おじさまは続ける。『いろんなところに住んだんだけど、三宅島がいちばん自然がきれいでいいよ。』

さて、数冊ずつ、時には数十冊と、ほぼ毎日本を買っていって下さった訳がわかり、そして数日後にはひと月ばかりお会いできないこともわっかた。こちらに戻って来ても、また数ヶ月後には三宅島に行くらしい。そういうのがこのおじさまの生活なのだ。

うすだ