[古楽房アルバイト店番日記(薄田)の世界展のご案内

古楽房で今月末から行われます、展示のご案内です。人形作家Kaoさんによる「キャトラン・ドーレ」が展開されます。以下、詳細になります。よろしくお願いいたします。

人形作家Kao
<キャトランドーレ>の世界展
日時:2009年10月31日(土)-11月29日(日) 古楽房営業時間内 入場無料



『赤さびた大地から、天をめざして隆起する銀水晶。巨大な群塊が冷たく光る無機質の森。かつてここは、緑の樹々がうっそうと茂る自然豊かな森だった。それが…。今や、水晶の森は大地を侵蝕し、この世界を沈黙と静寂の世界に変えよういう勢い。なぜ? その謎は?。』

キャトラン・ドーレ【Catran・dole】とは猫妖精人のことを言います。
身長はわずかに小さな草花の丈ほど。猫と人との間の顔を持ち、その姿は風のように力強くしなやかです。
そしてすらりと伸びた五指からは彼らの知識の元になっているアルキセンツエ【錬金科学】
を応用した想造物が見事に形づくられ、力強い利器の使い手として、今では妖精界に君臨しているのでした。
しかし彼らは、名前とは裏腹にフェアル【Fearl:妖精】になれなかった妖精なのです。 
妖精になれなかった妖精人キャトラン。お話はこの妖精界で静かに幕をあけます・・・・・。


Kao(プロフィール)
1962年長野県生まれ。多摩美術大学建築科卒業後、建築設計のモニュメント制作に携わる。1999年より、鉛筆画制作を開始、クリエイターとして独立。翌2000年より、<キャトランドーレ>を始めとする立体物の制作に取組み、現在では100体以上のキャラクターを造型、独自の物語世界を創造している。物語世界の小説化にも着手、同人誌「片影」に連載開始。その世界は今後さらに大きく広がっていく予定。