駄菓子

今日が新年になり、初めての出勤。店内に本が並んだこと以外には、特に昨年までと変わることはなく、今日も均一のおていれから。状態のキレイなポケミスと、雑誌の太陽を少し出しました。それ以外にも、今日はたくさん入れ替えました。それと、新しく追加したものなどはなるべくワゴンのラックに置くようにしてます。よかったら見てみてください。

店内にこけしがいます。1,2,3,4,5...面倒なので止めます。おそらく20人前後はいるでしょうか。どのこにしようか迷います。大小さまざま。『買う』というより『連れて帰る』という感覚がこけし選びの基準になるのではないかと思います。顔だけでは決められません。さて、誰を連れて帰ろうか。お好きな子をどうぞ。

やはり暖かくなると外に出たくなるのか、それとも寒いから外に出ないのか、午後からはお客さんがちょこちょこいらしてくださり、夕方寒くなる前までは、ほぼ店内にお客さんが数人はいる、といった具合が続く。夕方、パタリと途絶える。寒いし。店内の商品もまずまずの滑り出しを見せてます。若いお客様が割りと多い気がします、見るのも買うのも。今後はどうなんでしょう。それと、店内には少し写真集もご用意してます。森山大道『写真よ、さようなら』のオリジナル、植田正治『小旅行写真帖 音のない記憶』などなど。店内、外まだまだ補充します。

あづま通りには駄菓子屋があります。ちょっと路地に入ったところ。今日も休憩がてらおやつを買いにいくのです。年配のご夫婦がふたりで小さなテレビでちびまるこちゃんを見ている。店内は人がすれ違うには少し狭い。でも、それがいい。前も後ろも駄菓子。ラムネや、細い缶のコーラが置いてある細長い冷蔵庫。アイスクリームも売っている。お店はキレイに改装してあるけれど、ドアは引き戸。旦那さんの方はいつもニット帽を被っていて、会計のときはたいてい少し早めの口調で『申し訳ないね。ありがとう、ありがとう、毎度どうも』と言う。奥さんも少し背を丸めながら同じように言う。古楽房が高円寺に出来てから、日に二度三度は行くようになった。同じお店に日に何度も行くのはなんだか恥ずかしいからしないのだけれど、ここの駄菓子屋には行ってしまう。行けば必ずヤングドーナツと日本一ながーいチョコ(棒)を買う。日に、二度、三度と。
その方が恥ずかしいか。


※駄菓子屋さんの名前を確かめました。『駄菓子・玩具 かどや』です。

うすだ